節約家必見!ペーパーライクフィルムを最も効率良く使う方法!描きやすいけどペン先が削れてコスパが悪いという悩みを解決する方法を編み出しました!結論から言うと「着脱式を使って必要な時だけ使う」です。今から詳しく解説していきます
ペーパーライクフィルムとは?
フィルム表面に特殊な加工をして凹凸を作りペン先が引っかかる事で紙のような描きやすさのあるフィルムの事です。紙って滑らかなようで実際はざらざらとした細かい凹凸が無数にあるんですよね。それに比べて液晶タブレットはツルツルしていて描き味が違うので、タブレットでも紙のような描き心地を!という技術者の熱い想いで開発されたフィルムです
ペーパーライクフィルムのメリット・デメリット
メリット
描きやすい。紙の様な描き味。特にアナログからデジタルに移行したばかりで慣れていない人やデジタルのツルツルした描き味に馴染めない人にはおススメです!
デメリット
その1
ペン先が削れる。画像見てもらえば分かると思いますが少し力入れて描くとゴリゴリペン先が削れて無くなっていきます…。中には一枚の絵を描くのにペン先1本無くなったという人も…
そしてペン先替え芯の値段が高い!泣
Wacom公式のペン先は10本で1000円位なので1枚の絵を描くのに芯が1本無くなっていたらかな~りコスパ悪いです…
ステンレス芯とかもありますが、公式で動作保証されたものでは無いので公式以外の安い替え芯は正直使うのが危険だと思います。1000円ケチってペン本体が壊れて数万の出費になったらアホらしいですからね…
その2
タブレットの画面が荒くなったり反射で見え辛くなる可能性がある。これは絵を描く上で中々大きなデメリットですね。あとYouTube見たりタブレットを他の事にも使う人は画質が落ちると余計に使い辛くなりますね。
デメリットを解決する方法それは「着脱式!」
ペーパーライクフィルムの諸々のデメリットを解決してくれるのがこの「着脱式ペーパーライクフィルム」です!その秘密を順を追って解説していきます。
ペーパーライクフィルム使いたいけど、デメリット多いしどうしたもんかなーと思っていた時にこいつを見つけました!
「着脱式のペーパーライクフィルム」
なんとペーパーライクフィルムを貼った後に剥がして使う事も出来る!とりあえず試してみたいなと思っていた自分には最適な商品!
が、しかし
売られているのはiPad用のもの…自分が使ってるのはWacomの液晶タブレットでiPadは持っていない。あー良い商品見つけたのに使えないかー…と諦めかけた時にふとある考えが浮かびました。これ着脱の仕組みを見ると画面に貼りつく構造のフィルムだよな?という事は…
あれ?もしかしてiPad以外でも使えるんじゃね?
iPad用の着脱式フィルムを液晶タブレットに貼ってみたよ
結論から言うと見事にアイパッド用の着脱式ペーパーフィルムが貼れました!
自分はWacomのペンタブWacomSitting16を使っているのですが、貼り方のコツとしてはまず液タブ表面の汚れを綺麗に拭き取ってから貼ります。
貼った直後はやや浮いてくる感じがあるので綺麗な布などで表面を押し当てるように何度かなぞると浮きも無くなりピタッと貼りつきます。
恐らくフィルムのサイズよりも大きい液タブならほぼ問題なく貼れると思います。
剥がした後に跡が残ることもありません。個人的にはほぼ全てのタブレットに貼れると思いますが、中には特殊なものもあるかも知れないのでその点はご自身の判断でお願いします。
あと一つ注意するとしたらフィルムよりも小さいサイズのタブレットは貼れてもフィルムがはみ出す形になるので結構使い辛くはなるかなとは思いました。
着脱式の超便利な使い方!デメリットを解決する画期的なアイデア
デメリットを解決するために試行錯誤
ここからが本日の本題です。ペーパーライクフィルムのデメリットを覚えていますか?
- ペン先が削れてコスパが悪い
- 液晶の映りが悪くなる可能性がある
- 液晶が反射で見辛くなる時がある
確かに自分で使ってみてもペン先はごりごり削れるし、反射も少し気になる…。うーん…どうしたもんか…何か良い方法は無いだろうか?とあれこれ考えました。
よくよく考えてみると紙のような描き心地が必要な重要パートって絵を描く工程のすべてに必要無いのでは?という事に気が付いたんですよね。
自分の場合はペーパーライクフィルムを使う前に通常のタブレットで描いていて、ツルツルして描き辛いなーとストレスが溜まったのは主に人物のペン入れをする時でした。どうしてもペン先が滑ってしまい上手く線が引けない。逆にラフや色塗りではそこまでストレスは感じなかった。
そこで思いついたのです!
たどり着いた結論
ペーパーライクフィルムを全て描き終えるまで貼りっぱなしにしておく必要は全くないという事に気づきました。ペン入れとか心地よい描き味が必要な時にだけ着脱式ペーパーライクフィルムを貼って、そこまで描き心地を重視しなくても良い部分ではペーパーライクフィルムを外す。
簡単に言うと
大事に綺麗な線を引きたい部分はペーパーライク、それ以外は外して使わない
自分が試した工程は
- ラフ画を描く
- ペーパーライクフィルムを貼る
- 丁寧に下書きを描く
- ペン入れをする
- ペーパーライクフィルムを剥がす
- 色塗りをする
という感じでやりました。
これがドンピシャ!
自分の場合はですが色塗りはささっと塗りたいので筆圧や描き心地はそこまで重視しなくても良いんですよね。逆にペン入れや線を引く時は紙のような描き心地が欲しい。
この方法でやってからペン先が異常に削れる事も減ったし反射に悩まされる機会も激減するのでマジでおススメです!
イラストじゃなくて漫画を描く人は描き心地を重視する作業が多いと思いますが、例えば人物はペーパーライクで描いて背景は外して描くなど色々試してみるのも良いと思いますよ!
剥がしたペーパーライクフィルムの保管方法
ペーパーライクフィルムを剥がして使わない時は購入した際に付いてきたクリアファイルと包装の厚紙を捨てずに取っておいてそのままそこに入れて保管しています。保管の際の注意点としてほこりが付かないように剥がしたらそのまま置きっぱなしにはせず、直ぐにケースの中にしまう事ですね。
おススメのペーパーライクフィルム一覧!
自分が購入したのはこれです。描き心地も良くおススメです!
ペーパーライクフィルムには色々種類がありますが、個人的にはケント紙 「ナノサクション」式がおススメです。
サイズが色々あるのでくれぐれも購入時にサイズには注意してください。
上質紙とケント紙どっちが良いか迷う人は両方購入するのもアリです。
自分は両方購入して試してみました。上質紙もぶっちゃけそこまで違いは無いというか、描き味的にはこちらも同じくらい良かったです。
最終的には好みとペンの削られ具合と相談しながら普段使いするものを決めたら良いと思います。一度貼って剝がしたら使えなくなる普通のフィルムと違って外して違う種類試せるのも着脱式の良い所ですね。
ナノサクション式上質紙タイプ
ナノサクション式ケント紙タイプ
おまけ
ついでにペン先のおすすめも載せておきます。個人的にペーパーライクフィルムにフェルト芯がマジで描き味は最高!
自分はこれまで色々な道具を試しましたが、結局公式のものを使うのが一番良いですね。安心して使えるし物も良いし。最後まで読んで頂きありがとうございます!それでは皆様よきお絵描きライフを!
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